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FTP 転送時のモード ASCII、バイナリ、自動判別を切り替える

FTP プロトコルはファイルを転送する際、2つの方法のどちらかを使用します: ASCII(テキスト)とバイナリです。

バイナリモードはデータをそのまま転送します。

ASCII モードは標準テキストデータの転送に特化したモードです。ASCII モードでテキストファイルを転送することにより、非 Macintosh システムにファイルが転送された場合でも、行末の改行コードがシステムごと適切に変換されます。

デフォルトの Transmit の設定では、自動判別モードに設定されています。Transmit はファイル拡張子から自動的にモードを切り替え、適切に転送します。例えば HTML ファイルの場合、ASCII モードで転送し、PNG ファイルの場合はバイナリモードで転送します。

モードは手動で切り替えることも可能です。

転送モードを切り替えるには:

  1. 転送 > モード を選択します

  2. ASCII(テキスト)、バイナリ、または自動判別から選択します

転送モードの設定はすべての転送に反映されます。

自動判別設定では、Transmit は標準テキストであるとあらかじめ設定されているファイル以外はすべてバイナリモードで転送します。

ASCII モードで転送するファイル形式を設定するには:

  1. Transmit > 環境設定... を選択します

  2. 転送タブをクリックします

  3. ASCII ファイル拡張子欄にて、拡張子を追加(+)または削除(-)します

トラブルシューティング

バイナリファイルを ASCII モードで転送すると、そのバイナリファイルは破損します。例えば、PNG 形式の画像ファイルを ASCII モードでアップロードすると画像を表示できなくなります。このようなタイプのファイルには常にバイナリモードで転送する必要があります。

逆にテキストファイルをバイナリモードで転送すると、改行コードが失われたり空白が現れたりします。転送元と転送先のシステムが異なる場合、テキストの内容が正しく表示されません。自動判別モードに設定しておくことをお勧めします。

モードの選択は FTP プロトコル接続でのみ設定が可能です。SFTP など他のプロトコルでは常にバイナリモードでのファイル転送が行われます。